大手外食チェーンの幹部の発言を巡って、「生娘」という単語の読み方が「なまむすめ」なのか「きむすめ」なのかと、SNS上で話題となっている。
結論を述べると、「生娘」の読み方は「きむすめ」である。それでは「生娘」の意味とは、いったいどんなものなのだろうか?
広辞苑(第七版)には、次のように定義されている。
【生娘】まだ男性に接しない女子。世間なれない娘。おぼこむすめ。処女。(広辞苑 第七版より引用)
また余談だが、広辞苑によるとその対義語には、「生息子」(きむすこ)もあるという。
【生息子】まだ女性と接しないむすこ。うぶなむすこ。(広辞苑 第七版より引用)
生娘と生息子の定義が微妙に異なっており「童貞」と明記されていないのが不思議だが、これらの意味は完全に対であると捉えて差し支えないだろう。
さて、今回のニュースで取り上げられた発言においては、「生娘」(きむすめ)という言葉は”世間のことをまだわかっていない女性”、というニュアンスで用いられたのだろう。
同発言が世間で嫌悪感を巻き起こしているのには、発言の内容・文脈はもちろんのこと、この「生娘」という絶妙なワードをチョイスした要因も大きいように感じられる。
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