彼女との間で実際にあった話を、男性の筆者が記していこうと思う。
ある日の夜、彼女と性行為をしていた時に、途中で性器が勃起しなくなってしまった。ちなみに筆者は完全なED（勃起不全）というわけではない。ただ稀に、意に反し、勃起しなくなる時があるのだ。
筆者は焦った。何度か勃起・挿入を試みた。
しかしそこで彼女が一言、こう言い放った。「もう、寝よっか。」
それは諦めたような、投げやりになったような言い方だった。筆者はひどく傷付いた。未だに、その言葉や態度が鮮明に思い出される。筆者はなんだかプライドが傷付いた気がした。この体験は、人によってはある種のトラウマになってしまうかもしれない、とも思った。
彼女はとっさに冗談っぽく言ったのかもしれない。たしかに、その場で掛ける言葉が少ないというのは事実だ。終わってしまおうか、と半笑いで告げるのは、彼女にとっての選択肢だったのかもしれない。
そして当然だが、筆者の彼女に対する申し訳ない想いも、ひとしお大きかった。彼女のせいではないのに勃起不全になっている状態は、言葉で説明できない程に息苦しく、つらいものだ。原因も分からず、その時は焦る一方だった。
ED（勃起不全）の原因はもちろん様々にあり特定困難なものだが、メンタル面の作用が大きいとも言われている。治療にあたってパートナーの精神的な支えが必要なのは、言うまでもない。
そこで、もしED（勃起不全）に直面している彼氏を持つ彼女がいたらー彼が悩んでいる場面では、優しく包むような言動で、できるだけ励ましてほしい。
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